八木陽一郎
●現 職 --------------------------------------------------------------------------------------------------------
香川大学大学院地域マネジメント研究科 教授
慶応義塾大学大学院経営管理研究科(慶應ビジネススクール)特任教授
慶応義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)
●サマリー --------------------------------------------------------------------------------------------------------
組織行動学を専門とし、「内省と対話」をキーワードに研究活動を展開。特に、内省と対話によるリーダーの成長、組織変革、組織開発を研究の中心とする。2007年、香川大学大学院地域マネジメント研究科准教授および慶応義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)に就任。2012年より現職。
2008年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科 博士課程修了。博士(経営学)。
2010年、NPO法人ソーシャルベンチャーズ四国を創設、現在同法人理事長としても活動を展開する。
●経 歴 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------
(1)専門分野
(2)担当科目
ー2012 年度ー
- 組織行動論(香川大学大学院地域マネジメント研究科) →シラバス
- 人的資源管理論(香川大学経済学部)→シラバス
- 情報化社会と組織開発(香川大学全学共通科目)
- 企業家論(慶應義塾大学大学院経営管理研究科, 非常勤)
ー2011 年度ー
- 組織行動論(香川大学大学院地域マネジメント研究科)
- 人事管理論(香川大学大学院地域マネジメント研究科)
- ビジネス・キャリア演習(日本大学法学部, 非常勤)
ー2010 年度ー
- 組織行動論(香川大学大学院地域マネジメント研究科)
- 人事管理論(香川大学大学院地域マネジメント研究科)
- ビジネス・キャリア演習(日本大学法学部, 非常勤)
ー2009 年度ー
- 組織行動論(香川大学大学院地域マネジメント研究科)
- 人事管理論(香川大学大学院地域マネジメント研究科)
- 実践型社会起業家論(香川大学大学院地域マネジメント研究科) →シラバス
ー2008 年度ー
- 組織行動論(香川大学大学院地域マネジメント研究科) →シラバス
- 実践型社会起業家論(香川大学大学院地域マネジメント研究科) →シラバス
- 経営組織論(香川大学経済学部)
ー2007 年度ー
- 人事管理論(香川大学大学院地域マネジメント研究科) →シラバス
(3)学歴
- 2008 年 慶應義塾大学経営管理研究科博士課程修了 博士(経営学)
- 2003 年 慶應義塾大学経営管理研究科修士課程修了 修士(経営学)
- 1994 年 学習院大学法学部政治学科卒業 学士(法学)
- 1990 年 学習院高等科卒業
- 1987 年 学習院中等科卒業
- 1984 年 港区立青南小学校卒業
- 1979 年 聖母幼稚園卒園(世田谷)
(4)職歴
a)常勤
- 2012- 現在 香川大学大学院地域マネジメント研究科 教授
- 2007- 2012年 香川大学大学院地域マネジメント研究科 准教授
- 1999-2001 年 株式会社東急エージェンシー
- 1994-1998 年 株式会社デルフィス(旧:株式会社南北社)
b) 非常勤
- 2012年 慶応義塾大学大学院経営管理研究科 DKB KBS チェアシップ基金寄附講座 ( 企業家論 )
- 2010-2011 年 日本大学法学部 ( ビジネス・キャリア演習 )
- 2007 年 - 現在 慶応義塾大学 SFC 研究所上席所員 ( 訪問 )
- 2006 年 千葉経済大学短期大学部 ( キャリアデザイン論 )
- 2006 年 高千穂大学 ( 情報社会論・情報管理論 )
(5)業績一覧
a) 学術論文(査読有)
- チーム的状況における内発的動機づけと創造性 , 経営行動科学誌 , 2007, vol.20 (1) pp.75-83.
- 個人の創造性に対する組織的状況の影響 , 日本創造学会論文誌 , 2005, vol.9, pp.155-169.
- “Starting Leadership R&D Activities ‒ Field Origination in Complex System View ‒” Keio University Global Security Research Institute Working Paper, 2005, No.3, pp.1-24 (with H, Takagi, & Y, Watanabe).
b) 学位論文
- 中小企業後継経営者の内省経験がもたらすリーダーとしての有効性の向上 , 慶應義塾大学博士号学位論文 , 2008, pp.1-251.
- 新たな文脈創造による自律的キャリア構築―認知発達段階の考察を通じて , 慶應義塾大学修士号学位論文 , 2003, pp.1-114.
c) 学術論文(査読無)
- 方法論的立場としての直線的因果律と循環的因果律の対比と対話 , 香川大学経済論叢 , 2010, vol.82 (4) pp.247-266.
- 内省経験が変革型リーダーシップに与える影響:中小企業後継経営者を対象とした実証分析を通じて , 日 本政策金融公庫論集 , 2010, vol.7 pp.67-80.
- 内省経験の差がもたらす修羅場におけるリーダーシップの違い:ファミリービジネス後継経営者の事例 研究を通じて , ファミリービジネス学会誌 , 2010, vol.1, pp.65-86.
- 新たな組織論―要素還元型と生命型の併存, 慶応義塾大学経営管理研究科リサーチペーパー, 2010, No.101, pp.1-17(高木晴夫・笠原一絵との共著).
- リーダーシップ R&D 活動の開始―複雑系科学を基礎にする領域構築に向けて― , 慶応義塾大学経営管理 研究科リサーチペーパー , 2005, No.85, pp.1-20(高木晴夫・渡辺有貴との共著).
- 組織的状況下での個人のクリエイティビティに関する予備的考察 , 慶応義塾大学経営管理研究科リサーチペーパー , 2005, No.83, pp.1-19.
- イノベーションにおける情報冗長性のマネジメント , 慶応義塾大学経営管理研究科リサーチペーパー, 2004, No.79, pp.1-15.
d) 著書(単著)
e) 著書(分担執筆)
- 組織構造 , 経営行動科学学会編 経営行動科学ハンドブック , 中央経済社 , 2011, pp.103-109.
- オーナー企業の経営:進化するファミリービジネス , 中央経済社 , 2008, pp.165-188.
- 組織における個人 , 慶応ビジネススクール編 組織マネジメント戦略 , 有斐閣 , 2005, pp. 103-133.
f) ビジネス専門誌寄稿
- ピラミッドにネットワークの良さをいかに取り込むかが企業の課題,Works, 2011年10-11月号,pp.19-21.
- 内省型リーダーシップ , 人材教育 , 2011 年 5月−11月号, 通算 7 回連載.
- 後継経営者のリーダーシップを高める内省経験 , 日本政策金融公庫調査月報 , 2010, pp.34-39.
- 同族企業の事業承継方法:経営のバトンはどのように受け継がれるべきか , 先見経済 , 2009, pp. 8-13.
- 修羅場の後継学 , 日経トップリーダー , 2009 年 4 月 -2011 年 4 月 , 通算 25 回連載 .
g) 学会発表・学会発表論文
- 内省経験が変革型リーダーシップに与える影響 , 第 45 回日本経営システム学会全国研究発表大会講演論 文集 , 2010 年 11 月 .
- 内省経験と変革型リーダーシップ:ファミリービジネス後継経営者を対象とした実証研究 , ファミリービ ジネス学会第3回全国大会 , 2010 年 10 月 .
- ファミリービジネス後継経営者の内省経験とリーダーとしての有効性の関係 , ファミリービジネス学会第 2回年次総会 , 2009 年 9 月 .
- リーダーによる部下への傾聴とその影響に関する一考察:LMX とストレスの観点から , 経営行動科学学会第 10 回年次大会発表論文集 , 2007 年 11 月 ( 塚元千恵美と共著 ).
- Exploratory Research for Seeking Factors which Influence Effectiveness of Family Business Successors: Evidence from Small and Mid-sized Companies in Japan, Paper to be presented at 2007 Family Business Conference, Okinawa, Japan, October, 2007.
- 中小企業後継経営者の有効性に関する探索的調査 , 産業組織心理学会第 23 回大会発表論文集 , 2007 年 9 月 .
- チーム的状況における内発的動機づけと創造性 , 経営行動科学学会第 9 回年次大会発表論文集 , 2006 年 11 月 .
- Effects of Team Conditions on Individual Creativity, Paper to be Presented at International Conference on Business and Information(BAI2006), Singapore, Singapore, July 13, 2006.
- 組織的状況下での個人のクリエイティビティに関する予備的調査 , 組織学会 05 年度研究発表大会論文集 , 2005 年 6 月 .
- 芸術的創造活動における関係性の観点:2005 年愛地球博におけるモザイク床面画製作を事例として , 日本創造学会第 26 回研究大会論文集 , 2004 年 10 月 .
(6)教育改善に関する著書・テキスト等の執筆
a) ケース教材
- 高松丸亀町商店街振興組合の挑戦 , 2008, 産業政策研究所
- 本田宗一郎とその息子たち , 2005, 慶応ビジネススクール .
- 愛地球博における床モザイクの原画決定プロセス , 2005, 慶応ビジネススクール .
- 二世経営者 吉田英樹の苦闘 , 2005, 慶応ビジネススクール .
b) 教育用テキスト
- ティーチングノート : オプティマジャパン株式会社 , 2008, 慶応ビジネススクール(高木晴夫・国保祥子との共著).
- ティーチングノート :12 人の怒れる男 , 2008, 慶応ビジネススクール(高木晴夫・国保祥子との共著).
- ティーチングノート : ベンチャー電子工業株式会社 , 2008, 慶応ビジネススクール(高木晴夫・国保祥子との共著).
- ティーチングノート : もののけ姫と宮崎駿 , 2008, 慶応ビジネススクール(高木晴夫・国保祥子との共著).
- ティーチングノート:高松丸亀町商店街振興組合の挑戦 , 2008, 産業政策研究所 .
- ティーチングノート : 二世経営者 吉田英樹の苦闘 , 2008, 慶応ビジネススクール(高木晴夫・国保祥子との共著).
(7)所属学会
- 組織学会
- 産業・組織心理学会
- 経営行動科学学会
- ファミリービジネス学会
- 日本経営システム学会
- Academy of Management
(8)社会貢献活動および公職等
- NPO法人 ソーシャルベンチャーズ四国 理事長(2011年~現在)
- ファミリービジネス学会 理事(2009年~現在)
- 高松市人材育成に関する委員会 アドバイザー(2008年~現在)
- 経済産業省四国経済産業局 地域新事業創出発展基盤促進事業審査委員会 委員(2009年~2010年度)
- 香川県UJIターン促進検討委員会 委員(2007年度)
(9)研究費・奨学金・受賞等
- 文部科学省科学研究費補助金(若手B・研究代表者) 2009~2011年度
- 日本学術振興会科学研究費補助金(若手スタートアップ・研究代表者) 2007~2008年度
- 日本財団受託研究費(実践型社会起業家講座の開発実施・研究代表者)2008~2009年度
- Asia Pacific Rim Universities Doctoral Consortium, Hosted by Singapore University, 2006.
- 日本創造学会研究大会論文賞, 2005年
- 大学院高度化推進研究費助成金, 2003~2004年度
(10)セミナー・ワークショップ・コンサルティングのテーマ
a)テーマ
- 内省と対話による組織活性化・組織変革
- 組織ヴィジョンの開発と浸透
- 従業員の創造性と主体性の向上
- リーダーシップ開発
- 創造的会議
b)手法と理論
- ワールド・カフェ、AI、OST、フューチャーセンター等の組織開発
- コーチング
- ケースメソッド
- ロジカル・シンキング
- システム思考、ホール・システム・アプローチ
- 組織内の心理測定(ストレス、モチベーション、コミットメント等)
- 社会構成主義
- ポジティブ心理学