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飯盛義徳氏による特別授業が行われました

1月29日 人事マネジメントの授業内で慶応義塾大学の飯盛義徳先生による特別授業が行われました。飯盛先生には、ご自身が取り組んでこられた地域活性化の事例、特に佐賀県の鳳雛塾や福岡県の東峰村元気プロジェクトをご紹介いただき、それらの事例について受講生全員でディスカッションをしました。飯盛先生は私の大学院時代の先輩で、これまでにも実に多くのことを学ばせて頂いてきましたがこの日の授業も私自身思わず感動するほど深い授業でした。通常、一般企業における競争戦略ではライバルにとって模倣困難な経営資源をコアとしてそれを保護することで優位性を高め、外部環境に対する組織の有効性を高めます。しかし、優れた非営利組織は必ずしもそのようなモデルで組織の有効性を高めているわけではありません。飯盛先生によれば、コアな経営資源(組織のブランド、人的ネットワーク、ノウハウなど)を外部にオープンにして、多くの人々とそれらの資源を共有し、そのことによって人々の貢献を獲得し、外部とのネットワークをさらに豊かにして新しい情報や資源を蓄積し、結果的に組織の有効性を高めているということでした。そして重要なポイントは、その仕組みを回していく上で金銭的な報酬は存在しないということです。したがって、組織に参加し、その資源を活用することで、自分のやりたいことができる、だから面白いし楽しい、自分自身の成長にもつながる、地域が元気になって人によろこばれる、などなどが報酬となって広がり続けていくそのような好循環のサイクルが回り続けることがポイントになります。そして授業後も飯盛先生を囲んで残った学生達と深夜まで熱い熱いディスカッションが繰り広げられました。志高く研究と教育に取り組まれる飯盛さん、本当にありがとうございました!isagai.jpg

国保祥子氏による特別授業が行われました

1月22日(火) 人事マネジメントの授業内で慶応義塾大学大学院経営管理研究科特別助教の国保祥子氏による特別講義が行われました。授業では国保さんのリードで徳島県上勝町の「いろどり」について受講生全員がディスカッションしました。いろどり事業がなぜご老人の多い上勝町地域の方々のやる気と行動を引き出し、全国的に見てもユニークなポジションを築くに至ったのかについて講師と受講生の間で熱い議論が交わされました。地域の人々を巻き込み、個人の自律性と地域全体としての協調を引き出し事業の競争力を高めたリーダーの役割や情報共有のあり方など多くの学びがありました。国保さんありがとう!
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休講のお知らせ 2月7日人事管理論

都合により2月7日(木)の人事管理論を休講とさせていただきます。

このために欠ける1回分は2月21日(木)に振替えます。

事業承継シンポジウムが開催されました

1月16日、中小企業基盤整備機構の主催による事業承継シンポジウムが開催され、基調講演を務めさせて頂きました。「後継者からリーダーへ:成長への指針と育成支援のあり方」というタイトルでお話しさせて頂きました。会場には事業承継を考えていらっしゃる経営者の方々や、これから事業を引き継いでいく予定の後継者の方々、事業承継の支援をお仕事とする専門家の方々が大勢お越しくださいました。私が講演で特に強調した点は、後継者が経営のリーダーとして有効性を発揮していくためには、単に経営ノウハウを学んだり、株式を集中させて経営体制を整えたりするだけではなく、後継者が自ら自身を見つめ、他者を深く理解し、必要に応じて自己変革を行っていくという内省経験の重要性でした。1時間という講演時間では十分にお伝えできなかった部分もありましたが、講演の内容は3500名以上の後継経営者の方々のデータを統計的に分析し、さらに多くの企業へのインタビュー調査を実施した上で得られた結論を基に構成したものです。調査と分析の結果、内省経験の深まりが後継経営者のリーダーシップの向上に強い影響力を持つことがわかったのです。中小企業の後継者の方々が一人でも多く優れたリーダーへと成長していただくことは、現在、岐路にある日本経済の発展にとってきわめて重要な要因です。今後もこういった機会があれば少しでもお役に立ちたいと思います。調査研究へのご協力をいただき、さらにこうして発表の機会を作ってくださった中小機構の皆様には心より感謝申し上げます。
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日詰慎一郎氏による特別授業が行われました

1月15日、文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」選定事業「地域中小企業の中核人材能力向上プログラム」の一環として行っている人事マネジメントの授業にて、金城学院大学の日詰慎一郎先生をお招きし、人事評価と人材育成のあり方に関する特別授業が行われました。

昨今、成果主義の流れが強まる中で人事評価が単に格差を明確化することを目的として行われがちな現状の問題点などを議論した上で、人材の育成に結びつく評価のあり方や公平な評価を行うための具体的な注意点などが示され、さらにワークショップ形式で実際に人事評価や評価のフィードバックの練習をするなど実践的かつ大変意義のある授業となりました。

日詰さん、ありがとう!

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あけましておめでとうございます

新しい年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう

お祈り申し上げます。

私自身は微力ながらも研究と教育を通じて

社会に貢献できる一年にしたいと願っています。

昨年頂いた多くの出会いを大切にしながら、

さらに協働の輪が広がっていくことを楽しみにしています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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