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内省型リーダーシップ

「人材教育」で野村総研の永井恒男さんと一緒に連載していた「内省型リーダーシップ」が、このたび野村総研さんのHPから読めるようになりました。

 

PDFはコチラです。

組織開発フォーラム2012

3月14日と15日に日本能率協会主催で『組織開発フォーラム2012』が開催されました。

 

「組織開発」は、企業にとって古くて新しい、しかもとても重要なテーマです。90年代以降、特に人間観や組織観の変化、情報化社会の進展によって、組織のあり方も組織開発の考え方も大きく変わってきました。

 

同フォーラムにおいて、八木は「組織の未来と組織開発」というテーマでお話をさせていただきました。また、企業の事例発表のコーディネーターとしても2日間関わらせて頂きました。

 

組織開発において大切なことは、内省と対話です。個人の成長と関係性の深まりが組織力向上の鍵を握ります。ご発表頂いた先進的な企業事例もまさにその点において素晴らしい取り組みでした。

 

一方、組織開発という分野は、これまで国内で十分な注目を集めてきたとは言えない分野です。実際、経営学部や商学部を持つほとんどの大学や大学院で組織開発は科目として存在すらしていないのが現状です。今後、産官学がより深く連携して多くの叡智を共有し、組織開発が多くの大学や大学院で学べるように新たな流れを生み出していきたいと改めて思いました。

 

当日イベント概要はこちら↓

http://school.jma.or.jp/search/detail.php?seminer_no=2177&mmgn=3234

人材開発担当者はどうあるべきか?

2012年4月23日に日本能率協会マネジメントセンターの主催で『 今、人材開発担当者はどうあるべきか?~変化し続ける世界と向き合い、未来をつくる~ 』というタイトルのセミナーが開催されます。

 

八木は人材教育で連載してきた「内省型リーダーシップ」をテーマに同連載の共著者である永井恒男さんと一緒に、内省とリーダーシップについて連載では語りきれなかった部分をお話しさせて頂きます。私たちが担当するセッションのタイトルは「内省型リーダーシップの実践ー人事が変われば、会社が変わる」です。

 

当日は一橋大学の守島基博先生もご一緒に参加者の皆さんとワールドカフェ形式で、探求を深めさせて頂く予定です。人材開発のあり方が大きく変わりつつある今、ご関心のある方は是非お運びください。

 

当日のイベント概要はコチラです↓

http://www.jmam.co.jp/productservice/jinzai/seminar/1265908_10864.html

ダイアローグBar京都

3月6日にダイアローグBar京都にてお話をさせて頂きました。ダイアローグBarは、ゲストがお話をして、その後、ゲストの話に関連した話題でワールドカフェをするという形式の対話の場です。

【イベント概要】
http://positivelearning.seesaa.net/article/248429973.html

 

この日のファシリテーターは、西村 勇也 (NPO法人ミラツク代表理事/ダイアログBar 代表)さんと嘉村 賢州 (NPO場とつながりラボhome's vi 代表理事) さんのお二人。とっても温かくて素敵な場をつくってくれました。

 

普段関心を持って取り組んでいることを何でも好きに話してくださいという、うれしい投げかけを頂いたので、内省と対話という僕自身の研究テーマについてと、SV四国での取り組みなど色々とお話しさせていただきました。

 

内省と対話というテーマは抽象度が高い話なので、受け入れられるか気になりましたが、思いのほか盛り上がり、もっと聞きたいと言ってくださる方から終了後もいろいろとご質問やコメントを頂きました。会場の皆さんとのやりとりやワールドカフェもとても楽しく、あっという間の幸せなひとときでした。

 

皆さん、ありがとうございました。

 

当日の様子はこちらにツィッターのまとめUSTREAMの録画があります。

フューチャーカレッジin高松

もうすっかり去年の話になってしまいましたが、昨年12月18日にまちづくりのための対話型イベント「フューチャーカレッジin高松」を実施しました。こちらは高松冬のまつりの一環として丸1日かけて行われたものです。八木は高松冬のまつりを主催する実行委員会の方からご依頼を受けて、当日の企画とファシリテーションをさせて頂きました。地域のお祭りの一環としてまちづくりを目的とした対話の場が持たれたこと自体とても意義のあることだと思っています。

 

最近、香川県は「うどん県」として積極的にPRをしています。うどんはとても魅力的な地域の財産の1つですが、地域の未来を考える上でもっと大切で本質的な財産は「人」であり、人と人との「関係性」だと思います。今回のフューチャーカレッジin高松は、高松に住む私たちが自分たちの本質的な価値や素晴らしさ、そして誰もが互いを尊重し合える関係性、実現したい地域の未来について対話する、そんな場になりました。

 

具体的には、Appriciative Inquiry(AI)と呼ばれる手法を用いて、市民が互いにインタビューをしたり、そこから発見された互いの価値や素晴らしさ、未来のあり方をオブジェにしていったりしました。この他にも、ドラムサークル・ファシリテーターのTomtomさんをお招きしてドラムサークルを行ったり、学生達による高松市民へのインタビューVTRが発表されたりしました。

 

この場が本当に素晴らしかったのは、多様なバックグラウンドを持った方々が集って、普段は起こりえないような相互作用が起こり、地域の可能性が可視化されたことではないかと思います。高校生と大学生、高齢者、政治家、自治体職員、ビジネスマン、NPO職員、教育者、経営者、農家の方、マスコミ関係者、障がいのある方、無職の方、高松以外の地域から来られた方などなど、80数名の本当に多様なバックグラウンドの方々がいらっしゃいました。

 

いくつかの写真をご紹介します。

AIで互いにインタビューしている様子です。

美しい瀬戸内海が見える高松市大会議室が会場でした。

インタビューから明らかになった参加者の想いは、グループごとに何度もシェアされました。

ドラムサークルの様子(↓)。様々な楽器を用いた非言語による深い対話の時間。

皆で語り合った想いはカードとなって事前に準備した大木の絵に貼付けられました。根から幹の部分には私たちが大切にしたい価値観や想い、枝から葉にかけては実現したい未来のイメージが貼られています。なんだかとても実り豊かな感じに。

みんなで作ったオブジェ。実現したい未来のイメージを形にしてみました。

こうした場がひとつの機会となって、未来創造への新しい一歩につながるとしたら本当にうれしいことです。

今日は2011年の大震災から1年目の日。このブログは、震災でお亡くなりになった方々への祈りと地域コミュニティの大切さを改めて思いながら記しました。

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