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緊急クラウンジャポン@香川大学

実践型社会起業家論の第3回目の講義は,緊急クラウンジャポンの村上純子さんとクラウンサクさんによる「クラウン・コミュニケーション」をテーマにしたものでした.

お二人ともクラウンとして舞台等の様々な場で演じるだけではなく,病院や高齢者施設を訪問し多くの方々に笑いと深い感動を分かちあう活動を続けていらっしゃいます.

今回お二人を講師としてお迎えしたのは,お二人がそのような社会貢献活動をされていることを知り,私自身がとても感動したということもありますが,それだけではありません.クラウンのコミュニケーションが舞台等の限られた場だけではなく,ビジネスはもちろん人間同士が関わり合う様々な場で役に立つと考えているからです.そのあたりの理由はコチラのブログでも以前に詳しく書いております.

私たちは,普段,当たり前のように何かを見たり感じたり,受け止めたり,発信したりしています.でもその当たり前すぎる日常にクラウンは,何かを突然投げ込んでくるような存在です.クラウンは日常に現れる非日常的な存在であり,一流のユーモアと共に私たちの認識の枠組みにショックを与えてくれるのです.

この日の授業のテーマとして村上さんは,1.発想の転換,ひらめき.2.ノンバーバルコミュニケーション.3.他とつながる,同化する.の3点を挙げられましたが,クラウンは常にこうしたことを活動の中でされているんだなと改めて思いました.

授業の前半の「テレホンショッピング」というワークは,発想の転換やひらめきを促すものだったと思います.このワークは,突然机の上に並べられた色々なものをテレビのテレホンショッピングの人になって皆に紹介してくださいというものでした.

ただし,普通の使い方で商品を紹介してはダメです.誰もそんな使い方をしたことがないような使い方で,誰も知らないようなセールスポイントを発見して紹介するのです.村上さんの説明を聞きながら受講生の皆がドキドキしているのが伝わってきました.

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なんて一人悠長な態度でいると,「じゃあ八木先生からどうぞ〜♪」とお声がかかり,「うぉ〜きたぁ」と思いつつ,とりあえずドライヤーという名前の新しい楽器を紹介させていただきました(ふぅ〜っ).

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でもはじめてしまえばすぐに緊張感は解けて,その後はみんなで爆笑テレホンショッピングを楽しみました.

テレホンショッピング以外にもマスクをかぶってコミュニケーションするというワークもとても印象深く心に残るものでした.マスクには2種類あって,前が全く見えないものと,小さな穴が空いていてちょっとだけ前が見えるものです.これらをかぶると普段どれだけ目からの情報によって世界を受け止めているかがよくわかります.それと同時に受け止める情報を少し変えるだけでも世界が大きく変わるということもよくわかります.

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普段とは違う世界の受け止め方,表現の仕方,伝え方,その時に感じたギャップはマスクを外した時にも心に余韻を残します.私には「今までの当たり前の感じ方以外にも世界には受け止め方がある,表現や伝え方がある」そんな感覚が残りました.

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受講生の皆さんも自分の中から,そしてその場の中から引き出されるものを感じ,表現し,新しい自分に出会われていったようでした.

「普段はシャイなんです」とおっしゃっていた方が「そんなあなたにフォ〜リンラブ♪」とか言っちゃったりするのを聞いた時は,もう本当に感動と同時に大笑いしてしまいました(どう見てもシャイじゃないって).

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その場に起こった事に反応し,その場を生ききるというとても単純なことがとても楽しく,そして皆がつながることができる大切なポイントなんだと改めて感じました.

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この場で私個人が感じたことや経験した変化は,個と全体がフラクタルになっているかのように,全体にもあらわれているようでした.皆がそれぞれの個性を表現しながら,どんどんつながって,場が共振している印象を受けました.

村上さん,サクさん,本当にありがとうございました!

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香川にも沢山のクラウンの卵が生まれて,これからどんな風に育っていくのか本当に楽しみです♪

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赤い鼻は世界で一番小さい奇跡の仮面ですね.