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緊急クラウンジャポン@香川小児病院

10月29日,緊急クラウンジャポンの村上純子さんとクラウンサクさんのお二人と一緒に香川小児病院を訪問しました.香川にも緊急クラウンが定期的にやってくる病院があればという私自身の願いもあって,病院探しの段階からはじめ,多くの方々のご協力を得てついにこの日を迎えることが出来,本当にうれしい訪問でした.



子供達の病室をコンコンッ♪とノックして



少しずつソロリソロリと登場すると・・・



病室はあっと言う間に非日常の空間に変化してしまいます.



この日,お二人は本当に沢山の病室のドアをノックしました.



沢山の病室をまわったのですが,ドアのノックの仕方や入り方は全ての病室で違うのです.一つも同じ入り方はありません.



ドアに挟まったり



ドアの窓から指人形で登場したりと病院はすっかりクラウン達の舞台になっていました.

 
そしてクラウンが登場すると病室からは子供達の笑い声が聞こえてきました.



廊下でクラウンの二人を待っていてくれた男の子もいました.



お二人は子供達一人ひとりにしっかりと寄り添って沢山のコミュニケーションをとってくれました.







中には病気の為に声を出すことが出来ないお子さんもいらっしゃいました.でもクラウンは子供達はしっかりとしたノンバーバルなコミュニケーションをとることが出来ます.看護師の方に後でお聞きしたところ,普段は何にも反応を返さない子供がクラウンと一緒にリズムをとっているのを見て本当に驚いてしまったとのことでした.看護師の方で感動しましたとおっしゃっていた方は何人もいらっしゃいました.私も子供達や子供達に寄り添う親の方々が明るい笑顔になった瞬間,本当に深い感動を覚えました.

ところで,このような活動は病院に子供達がいる限り,継続的に続けられることが出来たら素晴らしいと思います.私自身は,最近,このようなクラウンの病院訪問活動にご関心を持って頂ける方々と共に,クラウンの皆さんが定期的に小児病院を訪問することが出来る財政的な基盤を作れないかなと思っています.訪問にお金がかかるのは当然ですが,子供達や高額な医療費をご負担されている親の方々にはその負担を求める事は出来ません.

私としては,この前の日に行われたクラウンによるコミュニケーションのワークショップを有償化して,その受講料から訪問活動費用を捻出するという仕組みなどが現実的かなと思ったりしていますが,これも実現のためには多く方のご協力が必要なことです.私のブログでもご紹介させて頂いている通り,緊急クラウンジャポンのワークショップ自体はとてもレベルの高いものですから社員の創造性を高めたいといった企業研修などのニーズにも十分にお応えすることが出来ると思います.企業にとっては研修と社会貢献を両立させることが出来るというメリットも生じます.もしこうした仕組みづくりにご協力頂ける方,お知恵をお貸し頂ける方がいらっしゃったら私の方まで是非メールを頂ければと思います.

このような活動について出来るだけ多くの方々に知って頂き,クラウンの定期的な病院訪問の実現に向けて何かがはじまる事を期待して,今回は私自身で緊急クラウンの訪問に関するプレスリリースを作成し,記者クラブの方にも配布させていただきました.結果的に,NHKと瀬戸内海放送のニュースとして放映して頂き,四国新聞と読売新聞にも記事として掲載頂きました.社会的な関心の高まりによって,クラウンによる訪問活動が経済的にも持続可能な活動へと発展していければうれしいなと思います.



NHKでは昼と夕方のニュースで放映されました.



瀬戸内海放送では夕方のニュースで放映されました.



読売新聞 地域面



四国新聞 地域総合面