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アンパンマンのおへや

先日,香川小児病院を訪れました.500床ほどある四国ではとても大きな小児病院です.

hosp 
今回の訪問の目的は,実践型社会起業家論の講師としてお招きする緊急クラウンジャポンの訪問先病院になって頂けるように香川小児病院の院長先生と看護部長さんにお願いにいくことでした.以前から緊急クラウンジャポンの皆さんには香川で授業を行って頂くだけではなく,訪問先病院を作って少しでも活動のお役に立ちたいと思っていました(くわしい経緯はコチラ).しかし,県内に適当な病院を探し,さらに交渉するための接点を作る事は私にとって簡単なことではありませんでした(私の得意ないきなり電話して交渉というスタイルは病院ではあまり好まれないようです・・・).いろいろな方のご協力を頂いて今回の訪問が実現したため,ご説明に行けるだけでもとてもうれしく思いました.

今回の訪問には,香川小児病院を紹介してくれた地域マネジメント研究科2年生の岡田さんも同行してくれました.おかげでとても和やかな雰囲気の中,即決という感じで緊急クラウンジャポンの受け入れが決まりました.すごくうれしかったです(岡田さん,本当にありがとう!).

その後,病院内のいくつかの病棟を看護部長さんにご案内いただきました.多くの子供達の様子を見ていると胸が痛むものがありました.その中でふと目が留ったのが「アンパンマンのおへや」と書かれた入り口でした.

anpanman 
アンパンマンのおへやは手術室のことでした.多くの子供達は手術を受けるということがどういうことかを十分わかっています.だからこそ子供達の手術への恐怖や不安を少しでもやわらげようと病院の皆さんが配慮してアンパンマンのおへやという文字と装飾が施されていたのでした.アンパンマンのおへやの入り口を見ながら,この入り口をくぐらなければいけない子供達の気持ちを思わず想像してしまいました.

そして,そんな彼・彼女らに希望や笑いを届けようとするクラウンの皆さんの活動の尊さを思いました.