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地域起業家養成研修

7月12日、慶応ビジネススクールが実施している地域起業家養成研修に講師としてお招きいただき授業をしてまいりました。

この研修は文部科学省に採択された「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」として実施されている研修で、全国5か所の会場をTV会議システムを使って結び、ビジネススクールで実施されているケースメソッド教育を用いた地域の起業家育成を目指しています。

5か所の会場を同時に映し出し、皆さんと発言のやりとりをしながら授業をリードしていくという体験はなかなか面白いものでした。

各会場には2~3名の受講生がいらっしゃって、全部で10名の方々とディスカッションをしたのですが、クラス全体が共有している文脈と、各会場のみで発生している文脈あるいは空気のようなものがあり、それらを全体として感じながら授業をするという体験が特に面白い点でした。

今回使用したケースはファミリービジネスの後継経営者の困難な経験を扱った「二世経営者 吉田英樹の苦闘」でした。

なかなか深い議論になり、遠隔でしかも5会場であってもかなりのところまでディスカッションを深めることができるという貴重な経験値を得ることが出来ました。

ただし、今回は受講生の方の数が10名と少なかったことも重要な条件でした。

これ以上人数が増えたらどうなるか、機材などのコンディションが違ったらどうなるか、アシストしてくださった方々のサポートのレベルが異なったらどうなるか等々、まだまだ検証していきたいことが個人的に沢山ありました。

受講生の皆さん、お疲れ様でした。

私も学ばせて頂きました。ありがとうございました。

そしてサポートしてくださった皆さん、本当にありがとうございました!

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写真は今回の遠隔授業風景

このように一台のTVに各授業会場の様子が映し出され、発言するとその会場の映像が拡大されるようになっていました。