ダイアローグBar京都
2012.03.15
3月6日にダイアローグBar京都にてお話をさせて頂きました。ダイアローグBarは、ゲストがお話をして、その後、ゲストの話に関連した話題でワールドカフェをするという形式の対話の場です。
【イベント概要】
http://positivelearning.seesaa.net/article/248429973.html
この日のファシリテーターは、西村 勇也 (NPO法人ミラツク代表理事/ダイアログBar 代表)さんと嘉村 賢州 (NPO場とつながりラボhome's vi 代表理事) さんのお二人。とっても温かくて素敵な場をつくってくれました。
普段関心を持って取り組んでいることを何でも好きに話してくださいという、うれしい投げかけを頂いたので、内省と対話という僕自身の研究テーマについてと、SV四国での取り組みなど色々とお話しさせていただきました。
内省と対話というテーマは抽象度が高い話なので、受け入れられるか気になりましたが、思いのほか盛り上がり、もっと聞きたいと言ってくださる方から終了後もいろいろとご質問やコメントを頂きました。会場の皆さんとのやりとりやワールドカフェもとても楽しく、あっという間の幸せなひとときでした。
皆さん、ありがとうございました。
当日の様子はこちらにツィッターのまとめとUSTREAMの録画があります。
フューチャーカレッジin高松
2012.03.12
もうすっかり去年の話になってしまいましたが、昨年12月18日にまちづくりのための対話型イベント「フューチャーカレッジin高松」を実施しました。こちらは高松冬のまつりの一環として丸1日かけて行われたものです。八木は高松冬のまつりを主催する実行委員会の方からご依頼を受けて、当日の企画とファシリテーションをさせて頂きました。地域のお祭りの一環としてまちづくりを目的とした対話の場が持たれたこと自体とても意義のあることだと思っています。
最近、香川県は「うどん県」として積極的にPRをしています。うどんはとても魅力的な地域の財産の1つですが、地域の未来を考える上でもっと大切で本質的な財産は「人」であり、人と人との「関係性」だと思います。今回のフューチャーカレッジin高松は、高松に住む私たちが自分たちの本質的な価値や素晴らしさ、そして誰もが互いを尊重し合える関係性、実現したい地域の未来について対話する、そんな場になりました。
具体的には、Appriciative Inquiry(AI)と呼ばれる手法を用いて、市民が互いにインタビューをしたり、そこから発見された互いの価値や素晴らしさ、未来のあり方をオブジェにしていったりしました。この他にも、ドラムサークル・ファシリテーターのTomtomさんをお招きしてドラムサークルを行ったり、学生達による高松市民へのインタビューVTRが発表されたりしました。
この場が本当に素晴らしかったのは、多様なバックグラウンドを持った方々が集って、普段は起こりえないような相互作用が起こり、地域の可能性が可視化されたことではないかと思います。高校生と大学生、高齢者、政治家、自治体職員、ビジネスマン、NPO職員、教育者、経営者、農家の方、マスコミ関係者、障がいのある方、無職の方、高松以外の地域から来られた方などなど、80数名の本当に多様なバックグラウンドの方々がいらっしゃいました。
いくつかの写真をご紹介します。
AIで互いにインタビューしている様子です。
美しい瀬戸内海が見える高松市大会議室が会場でした。
インタビューから明らかになった参加者の想いは、グループごとに何度もシェアされました。
ドラムサークルの様子(↓)。様々な楽器を用いた非言語による深い対話の時間。
皆で語り合った想いはカードとなって事前に準備した大木の絵に貼付けられました。根から幹の部分には私たちが大切にしたい価値観や想い、枝から葉にかけては実現したい未来のイメージが貼られています。なんだかとても実り豊かな感じに。
みんなで作ったオブジェ。実現したい未来のイメージを形にしてみました。
こうした場がひとつの機会となって、未来創造への新しい一歩につながるとしたら本当にうれしいことです。
今日は2011年の大震災から1年目の日。このブログは、震災でお亡くなりになった方々への祈りと地域コミュニティの大切さを改めて思いながら記しました。
しなやかに生きるための内省のススメ
2011.10.30
人材教育の11月号が発売になりました。
11月号には、野村総研の永井恒男さんとの共著で
編集部の方から、読者アンケートの結果、これまでの連載が大変ご好評を頂いていることを教えて頂き、永井さんとコラボレーション出来たことに対して改めて深い感慨を覚えました。私自身が大学院に籍を置いて、内省という深遠なテーマを研究テーマに選んだ頃、ほとんど先行研究もなく光が見えにくい手探り状態が長かったのですが、永井さんには何度も勇気をもらってきました。そんな永井さんと二人で「内省」についての議論をはじめて既に3年以上になるでしょうか。少しずつこれまでの努力が形になりはじめていることを感じます。
11月号の最終回はそんな永井さんとの対談。テーマは