SVP東京ネットワークミーティング♪
2009.12.13
昨日,SVP東京さんのネットワークミーティングに参加させて頂きました.同イベントは告知するとすぐに席が埋まってしまうという人気イベントだそうです.当日は会場に100人以上の方々が来られていました.
私もソーシャルベンチャーズ四国(SVS)の設立の目的や経緯,今後の課題についてお話しさせて頂き,会場の皆さんと意見交換をさせて頂きました.その時の感想を一言で言うと「温かい場だったなぁ」というものでした.まだはじまったばかりの私たちの活動ですが,話していると皆さんが心から応援してくれているのが伝わってきました.しかもSVSのこれまでのはちゃめちゃストーリーって結構うけるんですね.楽しんでいただけたみたいでその点もうれしかったです.
話し終わった後でメッセージカードも頂いたのですが,これがまたびっしり書いてあって,しかもすごく心温まる応援メッセージでとってもうれしかったです.
同イベントはツイッターで同時中継されていたということでSVP Tokyo on Twitterで臨場感ある当日の記録を読むことが出来ます.こちらもなかなか面白かったです.
応援してくださった皆さん本当にありがとうございました!
呼んで下さった井上さん,岸上さん,そして徳永母さん,久しぶりに会えてうれしかった♪ ありがとうございました!!!
ついに認証申請書提出!
2009.12.02
昨日11月30日,ついにソーシャルベンチャーズ四国(SVS)のNPO認証申請書を香川県庁に提出してきました.申請書の提出は郵送でもよいと言われていたそうですが,やはり記念すべき申請の瞬間を皆で分かち合い,記憶にとどめたかったので,仕事を抜け出して行ってきました.香川県庁とのやりとりを中心的に担ってくれた有光さんはお仕事を半休して高知からの参加でした.
しかも,これまでそんな人はいなかったそうですが,県庁の申請窓口で申請の瞬間を記念撮影し,さらにSVSの決めのポーズでもう一枚記念撮影.記念すべき瞬間の喜びを皆で分かち合いました.
そのようなわけで撮影につきあって頂いた県庁の皆様ありがとうございました!認証がおりる日を今から楽しみにしています!
The 記念すべき提出の瞬間!
そして決めのポーズ!
一人,大捜査線の青島風の人がいたのでこの日はこんな感じで決めてみました.
日本財団ブログマガジン:羽ばたけ!四国の社会起業家
2009.11.24
最近の社会起業家関連の活動が日本財団さんのブログマガジンに紹介されました.
コチラです.
ここ2週間くらいすでに年末モードでかなりお仕事がたて込んでおり,HPで情報発信ができていなかったのですが,こんな形でご紹介いただいて日本財団さんにはいつも感謝感謝です.
実践型社会起業家論は今年で2年目になり,日本財団さんにも2年間助成を頂いてきました.来年度からは,この実践型社会起業家論をきっかけにはじまったソーシャルベンチャーズ四国を起点に,学びの場作りやネットワークづくりをしていこうと考えています.日本財団さんにはこの2年間を離陸までの貴重な助走期間として頂いたと思っています.ありがとうございます.
SVP東京ネットワークミーティング 12月12日
2009.11.24
◆第49回 SVP東京 ネットワークミーティング◆
〜忘年会スペシャル&SVPナイト!!〜
冬のソーシャルベンチャー・フェア
The 49th SVP Tokyo Network Meeting 2009年12月12日(土)
というイベントに私もソーシャルベンチャーズ四国の一員として出させて頂くことになりました.
同イベントのご案内ページはコチラ.
このご依頼のお話があったときは,正直,「ソーシャルベンチャーズ四国はスタートしたばっかりだし,何を話したらいいんだろ???」と思ったのですが,畏友いのうえさんから「これまでのことをありのまま話してくれるだけでも価値があるから」と,背中を押すような呼びかけをもらったので思い切ってお受けすることにしました.
冬のネットワークミーティングということで,温かい場を皆さんと共有できたらうれしいなぁと思っています.
日経トップリーダー11月号 修羅場の後継学
2009.11.10
遅ればせながらのご案内ですが,11月1日,日経トップリーダーの11月号が発売になっておりました.
今月の修羅場の後継学は「創業者の父が暴走し社内が大混乱に陥る」という事例です.親子という家族の関係性が企業内での上司と部下としての関係性にも強い影響を与え,複雑な状況が生み出されているケースです.
こうした複雑な状況にある親子間で,対話のきっかけや場作りをすることは,それまでの長いいきさつがあるために不可能のように思われていらっしゃる後継者の方もいらっしゃいます.しかし,そのような状況であっても後継者の方の内省による自己変革と,場作りの知恵を活かすことによって可能になる場合も少なくありません.誌面では紙幅の関係上その辺りのことを詳しくご説明できないのがちょっと残念です.
記事に関するご感想ご質問等はこちらからどうぞ.お返事は必ず出すようにしています.
ソーシャルベンチャーズ四国キックオフ!(愛と涙のAI編)
2009.11.04
(怒濤のビールかけ編の続き)
キックオフミーティングの後半は,全員でAppreciative Inquiry (アプリシエイティブ・インクワイアリー : 以下 AI)に取り組みました.AIは組織における上下関係や部門の壁を超えて、価値やありたい姿を共有するプロセスとして知られ,多くの政府機関や企業等で活用されている組織開発のとても有効な手法です.AIはSVSではすでにこれが2度目の取り組み.
このように2人1組でお互いのストーリーや価値観,強みを知るインタビューセッションを持ち,
皆で気づきや発見をわかちあい,それらの気づきや発見を元に,私たち全員が大切にしたい価値観や創造したい未来をポジティブ・コアとして表現します.
用意した沢山の材料を使ってポジティブ・コアをオブジェとして表現します.
こちらのテーマは「愛の海賊船」.
こちらはダシが決め手の「おでん鍋」.
そしてさらにポジティブコアが最高に発揮されたときのSVSを想像し,それらをクリエイティブに表現するために寸劇にも取り組みました.
愛の海賊チーム.衣装から凝ってます.愛の海賊が世界中を航海すると楽しい仲間がドンドン増えて,トラブルもドンドン解決!
おでんチームも負けていません.左からおでんの具(こんぶ,タコ,スジ肉,ちくわ),おでん家の親父,客.
具材と親父のチームワークが客をうならす味のハーモニーを生む!
寸劇を終えて再び対話の場を持つと,壁を埋め尽くす位の沢山の気づきがポストイットに.こうした沢山の気づきを踏まえて私たちが目指したい姿を各チームが宣言文にまとめました.
その上で,「私の一歩」,SVSの各運営チームそれぞれの「私たちの一歩」をわかちあい,次回のミーティングの日程やテーマを決めた頃には時刻はすでに深夜12時近く.それでも今日一日があっという間に過ぎてしまったたというのが多くのメンバーから聞いた感想でした.楽しくて濃くて皆が1つになれた記念すべきキックオフでした.
みんな本当にお疲れさま!
そして最後になって恐縮ですが,この場を使わせて下さり,一日中快適な場を維持して下さった仏生山温泉の皆様,本当にありがとうございました!!!
ソーシャルベンチャーズ四国キックオフ!(怒濤のビールかけ編)
2009.11.04
10月31日,ついにソーシャルベンチャーズ四国(SVS)の設立総会とキックオフミーティングを行うことが出来ました.
SVP東京の皆さんとの出会いからはじまった新しい流れ,井上さんや伊藤さんたちとの出会い,最初は私も含めてたった4人ではじめたプロジェクトが,半年も経たないうちに20名もの仲間が加わるプロジェクトになってこの日を迎えることが出来ました.まだ社会に貢献するような活動は何も出来ていないのですが,ここまで来るだけでもメンバーの皆が本当に多くの時間を割いてきたのも事実です.何度も皆で集り,メールをし,対話の場でそれぞれが内省を重ね,実現したい未来と夢を重ねあい,それぞれのメンバーの前向きな一歩が積み重なって,まず最初に超えるべき閾値には達することが出来たのかもしれません.
今日のブログでは,私たちSVSのキックオフミーティングの様子を少しご紹介したいと思います.
当日は朝10時からスタート.参加者は15名.会場はグッドデザイン賞を受賞したとっても素敵な温泉「仏生山温泉」のレストランスペースをお借りしました.
スタート前に皆で受付準備や会場セッティング.とにかく明るくてきれいな会場です.
この日もまずはチェックインから.全員が今の気持ちや感じている事をありのままにわかちあうことからスタートします.
そのすぐ後に設立総会を実施.すべての議案について審議し,了承されました.
設立総会後は,ワールド・カフェを行って,私たち一人ひとりがSVSをどのような場へ創っていきたいのかについてみんなで対話の時間を持ちました.
空間の明るさや開放性が,ワールドカフェをしている私たちの心をより明るく開放的にしてくれたと思います.
テーブルに広げた模造紙にみんなで落書きしながら対話.
お菓子も沢山準備.
模造紙は落書きで一杯に.
それぞれの気づきをポストイットに書き出し,壁にはって共有.
そしてその後は,SVS設立記念特別イベントの「ビールかけ」!
もう必死でビールのかけあい♪
こんなに楽しいイベントはそうそうないかも♪
SVS的ビールかけの注意事項:ビールは常温で(絶対冷やしてはダメ).ビールかけの前に栓は全て抜いておこう.15人で4ケースくらいで丁度よかった.ビールはかけたらすぐにケースに戻して瓶を割らないように.足下はサンダル.服は結構ビール臭くなるぞ.所要時間は15分くらいか(とにかくあっという間).
女性陣からビールよりお肌にいいからとのご要望で日本酒一升瓶も登場し,「日本酒かけ」も.単に飲みたかっただけという説も.
みんな晴れ晴れ♪
その後はもちろん仏生山温泉の素晴らしいお風呂につかって,おいしいお食事.
午後のプログラムは14時スタート.
乞うご期待,愛と涙のAI編へと続く!
緊急クラウンジャポン@香川小児病院
2009.11.01
10月29日,緊急クラウンジャポンの村上純子さんとクラウンサクさんのお二人と一緒に香川小児病院を訪問しました.香川にも緊急クラウンが定期的にやってくる病院があればという私自身の願いもあって,病院探しの段階からはじめ,多くの方々のご協力を得てついにこの日を迎えることが出来,本当にうれしい訪問でした.
子供達の病室をコンコンッ♪とノックして
少しずつソロリソロリと登場すると・・・
病室はあっと言う間に非日常の空間に変化してしまいます.
この日,お二人は本当に沢山の病室のドアをノックしました.
沢山の病室をまわったのですが,ドアのノックの仕方や入り方は全ての病室で違うのです.一つも同じ入り方はありません.
ドアに挟まったり
ドアの窓から指人形で登場したりと病院はすっかりクラウン達の舞台になっていました.
そしてクラウンが登場すると病室からは子供達の笑い声が聞こえてきました.
廊下でクラウンの二人を待っていてくれた男の子もいました.
お二人は子供達一人ひとりにしっかりと寄り添って沢山のコミュニケーションをとってくれました.
中には病気の為に声を出すことが出来ないお子さんもいらっしゃいました.でもクラウンは子供達はしっかりとしたノンバーバルなコミュニケーションをとることが出来ます.看護師の方に後でお聞きしたところ,普段は何にも反応を返さない子供がクラウンと一緒にリズムをとっているのを見て本当に驚いてしまったとのことでした.看護師の方で感動しましたとおっしゃっていた方は何人もいらっしゃいました.私も子供達や子供達に寄り添う親の方々が明るい笑顔になった瞬間,本当に深い感動を覚えました.
ところで,このような活動は病院に子供達がいる限り,継続的に続けられることが出来たら素晴らしいと思います.私自身は,最近,このようなクラウンの病院訪問活動にご関心を持って頂ける方々と共に,クラウンの皆さんが定期的に小児病院を訪問することが出来る財政的な基盤を作れないかなと思っています.訪問にお金がかかるのは当然ですが,子供達や高額な医療費をご負担されている親の方々にはその負担を求める事は出来ません.
私としては,この前の日に行われたクラウンによるコミュニケーションのワークショップを有償化して,その受講料から訪問活動費用を捻出するという仕組みなどが現実的かなと思ったりしていますが,これも実現のためには多く方のご協力が必要なことです.私のブログでもご紹介させて頂いている通り,緊急クラウンジャポンのワークショップ自体はとてもレベルの高いものですから社員の創造性を高めたいといった企業研修などのニーズにも十分にお応えすることが出来ると思います.企業にとっては研修と社会貢献を両立させることが出来るというメリットも生じます.もしこうした仕組みづくりにご協力頂ける方,お知恵をお貸し頂ける方がいらっしゃったら私の方まで是非メールを頂ければと思います.
このような活動について出来るだけ多くの方々に知って頂き,クラウンの定期的な病院訪問の実現に向けて何かがはじまる事を期待して,今回は私自身で緊急クラウンの訪問に関するプレスリリースを作成し,記者クラブの方にも配布させていただきました.結果的に,NHKと瀬戸内海放送のニュースとして放映して頂き,四国新聞と読売新聞にも記事として掲載頂きました.社会的な関心の高まりによって,クラウンによる訪問活動が経済的にも持続可能な活動へと発展していければうれしいなと思います.
NHKでは昼と夕方のニュースで放映されました.
瀬戸内海放送では夕方のニュースで放映されました.
読売新聞 地域面
四国新聞 地域総合面
緊急クラウンジャポン@香川大学
2009.11.01
実践型社会起業家論の第3回目の講義は,緊急クラウンジャポンの村上純子さんとクラウンサクさんによる「クラウン・コミュニケーション」をテーマにしたものでした.
お二人ともクラウンとして舞台等の様々な場で演じるだけではなく,病院や高齢者施設を訪問し多くの方々に笑いと深い感動を分かちあう活動を続けていらっしゃいます.
今回お二人を講師としてお迎えしたのは,お二人がそのような社会貢献活動をされていることを知り,私自身がとても感動したということもありますが,それだけではありません.クラウンのコミュニケーションが舞台等の限られた場だけではなく,ビジネスはもちろん人間同士が関わり合う様々な場で役に立つと考えているからです.そのあたりの理由はコチラのブログでも以前に詳しく書いております.
私たちは,普段,当たり前のように何かを見たり感じたり,受け止めたり,発信したりしています.でもその当たり前すぎる日常にクラウンは,何かを突然投げ込んでくるような存在です.クラウンは日常に現れる非日常的な存在であり,一流のユーモアと共に私たちの認識の枠組みにショックを与えてくれるのです.
この日の授業のテーマとして村上さんは,1.発想の転換,ひらめき.2.ノンバーバルコミュニケーション.3.他とつながる,同化する.の3点を挙げられましたが,クラウンは常にこうしたことを活動の中でされているんだなと改めて思いました.
授業の前半の「テレホンショッピング」というワークは,発想の転換やひらめきを促すものだったと思います.このワークは,突然机の上に並べられた色々なものをテレビのテレホンショッピングの人になって皆に紹介してくださいというものでした.
ただし,普通の使い方で商品を紹介してはダメです.誰もそんな使い方をしたことがないような使い方で,誰も知らないようなセールスポイントを発見して紹介するのです.村上さんの説明を聞きながら受講生の皆がドキドキしているのが伝わってきました.
なんて一人悠長な態度でいると,「じゃあ八木先生からどうぞ〜♪」とお声がかかり,「うぉ〜きたぁ」と思いつつ,とりあえずドライヤーという名前の新しい楽器を紹介させていただきました(ふぅ〜っ).
でもはじめてしまえばすぐに緊張感は解けて,その後はみんなで爆笑テレホンショッピングを楽しみました.
テレホンショッピング以外にもマスクをかぶってコミュニケーションするというワークもとても印象深く心に残るものでした.マスクには2種類あって,前が全く見えないものと,小さな穴が空いていてちょっとだけ前が見えるものです.これらをかぶると普段どれだけ目からの情報によって世界を受け止めているかがよくわかります.それと同時に受け止める情報を少し変えるだけでも世界が大きく変わるということもよくわかります.
普段とは違う世界の受け止め方,表現の仕方,伝え方,その時に感じたギャップはマスクを外した時にも心に余韻を残します.私には「今までの当たり前の感じ方以外にも世界には受け止め方がある,表現や伝え方がある」そんな感覚が残りました.
受講生の皆さんも自分の中から,そしてその場の中から引き出されるものを感じ,表現し,新しい自分に出会われていったようでした.
「普段はシャイなんです」とおっしゃっていた方が「そんなあなたにフォ〜リンラブ♪」とか言っちゃったりするのを聞いた時は,もう本当に感動と同時に大笑いしてしまいました(どう見てもシャイじゃないって).
その場に起こった事に反応し,その場を生ききるというとても単純なことがとても楽しく,そして皆がつながることができる大切なポイントなんだと改めて感じました.
この場で私個人が感じたことや経験した変化は,個と全体がフラクタルになっているかのように,全体にもあらわれているようでした.皆がそれぞれの個性を表現しながら,どんどんつながって,場が共振している印象を受けました.
村上さん,サクさん,本当にありがとうございました!
香川にも沢山のクラウンの卵が生まれて,これからどんな風に育っていくのか本当に楽しみです♪
赤い鼻は世界で一番小さい奇跡の仮面ですね.
ソーシャルベンチャーズ四国の設立について
2009.10.23