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聴講生募集開始! 実践型社会起業家論

本日(9月15日付)の四国新聞に掲載された広告の通り,香川大学大学院地域マネジメント研究科(香川大学ビジネススクール)で開講される「実践型社会起業家論」の聴講生を限定20名募集いたします.聴講にあたっての受講料は無料です.是非ふるってご応募ください.

応募はコチラのフォームからお願いいたします.必ずお名前(フルネーム),E-mail,件名(“聴講申込み”と記入),メッセージ(ご職業と受講にあたっての一言)を記入の上,送信ボタンを押して下さい.応募多数の場合はこちらで選考をさせて頂きます.ご了承ください.

応募は9月28日締切りです.選考の結果はE-mailにて応募者の方にお伝えさせて頂きます.

なお,本授業は日本財団および高松丸亀町商店街から多大なご支援をいただいております.ここに記して感謝申し上げます.

社会起業家と地域マネジメント:香川大学ビジネススクールシンポジウム

香川大学ビジネススクールでは「社会起業家」をテーマとしたシンポジウムを9月26日の13:30~17:00 (開場13:00),高松シンボルタワー(タワー棟6F)かがわ国際会議場にて開催いたします.参加費は無料です.

今年のシンポジウムには慶応義塾大学総合政策学部専任講師でSVP東京代表を務められる井上英之さんやトビムシの竹本吉輝さん,岩瀬まちづくり株式会社の桝田隆一郎さん,NPO法人Eyesの竹下愛さん,有限会社愛媛サポーターズの那須紗代子さんといった大変魅力的な方々をスピーカーとしてお招きしています.

参加ご希望の方は、下のPDFの参加申込書にしたがって、FAX(087-832-1955)または、

E-mail(担当:濱田):hamada@gsm.kagawa-u.ac.jp にて、事前にお申し込み下さい。

PDF :第6回香川大学ビジネススクールシンポジウム

その他,くわしい情報は香川大学ビジネススクールのホームページにございます.

内省がリーダーを育てる:ファミリービジネス学会 第2回全国大会

今日はファミリービジネス学会の第2回全国大会でした.

私も朝一番で「ファミリービジネス後継経営者の内省経験とリーダーとしての有効性の関係」というタイトルの発表をさせて頂きました.

会場は慶応義塾大学大学院経営管理研究科(慶応ビジネススクール).自分の母校での発表ということで感慨深いものがありました.校舎の建物が新しくなっていて,高級フレンチ・レストラン,アイリッシュパブ,タリーズ・コーヒー,スポーツクラブなども入っていて昔の校舎とは比べ物にならないくらいに豪華な感じです.

発表の方は,内省という概念の定義,後継者による内省経験がなぜリーダーの有効性を向上させるのかという仮説,仮説に関する調査とその結果を中心にさせて頂きました.質問紙調査に回答くださった3,500社以上のデータによって内省がリーダーの有効性に強い影響を与える要因であることを実証的に明らかにしました.

発表後も沢山の方々からご質問やコメントを頂きまして,特に内省に関する高い関心や興味深い視点を沢山提供して頂き大変うれしく思いました.同じトラックで発表された飯盛先生からも内省の重要性について別の視点から何度も強調して頂いて心強かったです.

神戸大学の加護野先生から頂いたコメントも大変興味深くためになるものでした.加護野先生によれば,経営者として内省を重視していた松下幸之助は,部下の内省を深めるために意識して「叱る」ということをよくしていたそうです.叱り方にも松下幸之助の独特の考え方があり,「小さな失敗」は叱り,「大きな失敗」は叱らずになぐさめたのだそうです.小さな失敗ほど人はよく考えずにしてしまっていることがあるからだそうです.なるほど,まさに「小事は大事」ということなのですね.

コメントを頂いた皆様,本当にありがとうございました!そして,全国大会の開催にご尽力いただいたファミリービジネス学会の皆様,心より御礼申し上げます.

ところで,現在は後継経営者の内省経験を深め,リーダーシップを向上し,組織を活性化する具体的な方法論の開発に力を入れています.すでに具体化された方法論を基にご依頼を頂いた企業からの協力を得ながら導入の段階に入っており,将来的にはより多くの企業で実施と検証を重ね,一連の方法論として精緻化していきたいと考えています.こちらもまた近い将来,別の機会にご紹介できると思います.

虎に噛まれました...

今日は香川県が世界に誇れる地域資源,動物園について少々書きたいと思います.

先日のワークショップでお友達になったクラウンのままれちゃんとカッシーくんのお誘いで,超ふれあい重視型の動物園「しろとり動物園」に初めて行ってきました.

ここではなんと虎とふれあうことが出来ます!

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こんな風に

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白いのもいます

係の人に聞いたところ「虎と触れ合えるのは日本でも多分うちだけでしょう」とのことでした.

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カッシーくんとままれちゃんも楽しそう

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と思ったら噛まれた...

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お尻にも…

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事故!?

とにかく香川にこんな素晴らしい動物園があるなんて全く知りませんでした.私だけでなく私の周りの方でも知らなかった方や行った事のない方が結構いました.あまりガイドブックなどにもとりあげられていないようです.主観的には面白さの点で世界レベルの動物園であり,貴重な地域資源なのですが,園内がガラガラだったのが本当に不思議でした.虎は来年の干支ですから,徐々に人気に火がつくかもしれませんが,とにかく一度行く価値があると思います.なんと言っても動物達に触れると幸せな気分になれますね.

なお,園長さんによれば「虎に腕を噛まれたら引くんじゃなくて,口の中にもっと押し込んでください.苦しくなって吐き出しますから」とのことでした...勇気のある方にオススメです.

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象にも触れる!

―香川で猛獣達と触れ合おう!―

クラウンがマネジメントを変える!

先日,実践型社会起業家の講師としてお招きする村上純子さん(緊急クラウンジャポン)が主催するワークショップ「ドクタークラウンになる!?」に参加してきました.

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講師の村上純子さんとシグリッド・ラシャペルさん

振り返ってみると,このワークショップは素人が好奇心程度に「クラウンって何?」ということを知るためのワークショップではないように思います.ワークショップのタイトルに「!?」マークはついていますが,あくまでも「クラウンになる」というワークショップでした.期間も4日間 計28時間というそれなりに長い設定です.クラウンや演劇について全く素人の私にとっては,参加するにもちょっと勇気が必要なチャレンジングなワークショップでした.

私自身は大まじめにクラウンの背景にある考え方や価値観,ノウハウが組織のマネジメントに役立つのではないか,それどころか組織マネジメントを変えるのではないかと考えています(村上さんには「そんなこと考えるなんてまじめだなぁ」と笑われましたが,職業なもので・・・).人と関わることを思いっきり楽しむこと,仕事をしながら思いっきり笑うこと,子供のような遊び心と好奇心を満載にして生きること,こういったことは多くの仕事の現場で欠けているのではないかとずっと思っていました.

人のモチベーションは気分や情動に大きく影響されます.しかし,私たちはその気分や情動になかなか効果的な対応を知らないのが現実ではないでしょうか.気持ちの奥底には相手への優しい想いがあったとしてもなかなか表現できない,場の気まずい空気を感じていてもそれをどう変えていいのかわからない,そういうことはよくあることです.

特にソーシャルベンチャーのようなお金や特定個人の強いリーダーシップだけで動かせないような組織では,「楽しい!」ということが参加者の気分や情動をポジティブなものに変え,参加者を引きつけ続ける大きな要因になりえます.したがって「楽しいを沢山作れること」がマネジメント上の大変重要な要因にもなるわけです.

ではどうしたら皆を楽しませることが出来るのでしょうか.クラウン流の答えは「自分が思いっきり楽しむこと」です.講師のシグリッドさんは「クラウンは思いやりのあるエゴイストであり,一番自分が楽しんでいるからそれを見ている観客も楽しくなる」とおっしゃっていました.そしてそれは決して人を笑わせようとして何か特別なことをすることではありません.シグリッドさん曰く「自分をクラウンとして提示しようとする必要はない.自分につながればよい.クラウンは自分につながれば出てくるもの」なのだそうです.

クラウンは日本語では「道化」と訳されます.皆の笑い者です.しかし,私は今回のワークショップを受けてクラウンの持つ奥深さに驚かされました.

シグリッドさんの次のお話が心に深く残っています.「階層社会の頂点というものがあるならば,その頂点の正反対を目指しているのがクラウン.クラウンは,誰もが持っている人間としての一部分であるバカバカしさ,ダメな部分,そういったものを自分の中に認めて透明に表現する.その時,観客はクラウンに優越感を感じる.しかし,クラウンが透明に自己を表現する時,観客はそのクラウンの世界に引き込まれ魅了されクラウンを愛さずにいられない.実は頂点から最も離れたところにいるクラウンが優越感に浸る観客の心の手綱をにぎっている.クラウンほどの大きな権力と自由はない」(言葉は少々私の記憶違いもあるかもしれませんが大意はこのようなことをおっしゃていたと思います).

だからこそなのでしょう,今回のワークショップで講師のお二人はクラウンの目的を「笑わせることではない」と明確に言い切ります.「笑わせようとしたら人は笑わない.自分が透明になること.そうすると相手はその中に入らざるをえない.一番ベースになるのは透明でなにもない自分自身.自分の呼吸.自分のエモーション」.透明な,自分自身の最も奥深くにあるスピリッツを分かち合うことがクラウンという存在の働きであり,クラウンの表現方法なのだろうかと感じました.ドラムサークルの師匠であるアーサー・ハルさんのメッセージ“Share your spirit”と驚くほど共通するものを感じます.

村上さんとシグリッドさんの師匠であるジャック・ルコックによればクラウンは「赤い鼻」という仮面をつける「世界一小さな仮面劇」なのだそうです.不思議なことですが,今回のワークショップを受けてみた後は,普段の自分の方が実は沢山の仮面をつけていて,クラウンとして自分を解放している時の方がずっと自分らしく思えたりもしました.

村上さんのワークショップは来月,実践型社会起業家論の授業でも3時間というとてもとても短い時間ではありますが開催いたします.受講される皆さんお楽しみに♪ 全員分の赤い鼻が用意されます.ビジネススクールでこんな授業めったに受けられませんよ!

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日経トップリーダー9月号 修羅場の後継学

本日,日経トップリーダー9月号が発売になりました.

今月も「修羅場の後継学 『自分はすごい』と勘違い 父のダメ出しで自省」という記事を提供しています.

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修羅場というものは誰しも避けて通りたいものだと思います.しかし,実際には経営者の方々の8割近くははそのような状況をご経験されています.取材を通じて見えてくることは,多くの経営者の方々にとって,そのような修羅場のような状況だからこそ深めることが出来る学びや,見えてくる自分や他者の側面というものがあるということです.

ご興味のある方は,是非一度手に取ってお読み頂ければうれしいです.

ご感想ご質問等はこちらからどうぞ.お返事は必ず出すようにしています.

それから話が脱線するのですが,トビムシ竹本社長のインタビューが同じ日経トップリーダーのHPに掲載されていました.

先日お会いしたのですが,竹本さんは「森林の再生」という日本にとってとても重要なテーマに取り組んでいらっしゃいます.岡山西粟倉村の「共有の森ファンド」はその取り組みの一例です.こちらのインタビューもご興味のある方は是非お読みください.

実は今月,竹本さんには香川に来て頂いてお話しをして頂けることになっているのです.このことは改めて別のエントリーでご案内したいと思います.

四国における社会起業家支援に向けて

本日付(8月29日)の日本経済新聞(四国経済面)に私たちの活動に関する記事が掲載されました.

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記事の要約版は,NIKKEI NET(日経ネット)にも掲載されております.

以前のブログでも少しずつ紹介してきたのですが,私たちは現在,各方面の皆様から有形無形のご助力を頂きつつ,10名程のメンバーを中心としてSVP東京をモデルとした新しい社会起業家支援の仕組みとネットワーク作りを四国において進めております.

今秋には組織としての形もより明確なものとなり,より幅広く市民の皆様がご参加いただけるようなものをご案内させて頂く予定です.

モデルとなる組織や仕組みがあるとはいえ,それをスケールアウト(他地域展開)する上では様々な課題があることも事実です.四国という地域に合った仕組み,自分達が納得してコミットできる仕組み,社会起業家の方々と等しい高さの目線から支援を通じて共に成長することが出来るような仕組みを目指して少しずつ課題を乗り越え,形を作っていきたいと思っています.

今後ともご支援・ご協力をよろしくお願いいたします.

日経トップリーダー8月号 修羅場の後継学

すっかり告知するのが遅くなってもうすぐ9月なのですが,8月1日に日経トップリーダー8月号が発売となりました.

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私も「修羅場の後継学:井の中の蛙と気づきショックに襲われる」という記事を提供させていただきました.

特に同族企業における後継経営者のリーダーとしての成長や組織の進化などにご興味のある方は,一度お手に取って頂ければうれしく思います.

ご感想やご質問についてはこちらの方からお気軽にお送りください.

メールには必ずお返事をさせていただいております.

実は最近この記事をご縁として,事業承継後,新しい経営者のもとでの組織開発についてご相談を頂きました.

その後,その経営者の方とは何度かやりとりを重ね,現在,具体的な組織開発のプロジェクトが動き始めています.

元々,私が専門とする研究テーマは組織行動論をベースとしたリーダー人材の育成と組織開発であり,私の中でファミリービジネスや事業承継はそのための研究フィールドの一つとして位置づいています.

したがって,こういった内容につきましても可能な限り対応をさせて頂いております.

アンパンマンのおへや

先日,香川小児病院を訪れました.500床ほどある四国ではとても大きな小児病院です.

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今回の訪問の目的は,実践型社会起業家論の講師としてお招きする緊急クラウンジャポンの訪問先病院になって頂けるように香川小児病院の院長先生と看護部長さんにお願いにいくことでした.以前から緊急クラウンジャポンの皆さんには香川で授業を行って頂くだけではなく,訪問先病院を作って少しでも活動のお役に立ちたいと思っていました(くわしい経緯はコチラ).しかし,県内に適当な病院を探し,さらに交渉するための接点を作る事は私にとって簡単なことではありませんでした(私の得意ないきなり電話して交渉というスタイルは病院ではあまり好まれないようです・・・).いろいろな方のご協力を頂いて今回の訪問が実現したため,ご説明に行けるだけでもとてもうれしく思いました.

今回の訪問には,香川小児病院を紹介してくれた地域マネジメント研究科2年生の岡田さんも同行してくれました.おかげでとても和やかな雰囲気の中,即決という感じで緊急クラウンジャポンの受け入れが決まりました.すごくうれしかったです(岡田さん,本当にありがとう!).

その後,病院内のいくつかの病棟を看護部長さんにご案内いただきました.多くの子供達の様子を見ていると胸が痛むものがありました.その中でふと目が留ったのが「アンパンマンのおへや」と書かれた入り口でした.

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アンパンマンのおへやは手術室のことでした.多くの子供達は手術を受けるということがどういうことかを十分わかっています.だからこそ子供達の手術への恐怖や不安を少しでもやわらげようと病院の皆さんが配慮してアンパンマンのおへやという文字と装飾が施されていたのでした.アンパンマンのおへやの入り口を見ながら,この入り口をくぐらなければいけない子供達の気持ちを思わず想像してしまいました.

そして,そんな彼・彼女らに希望や笑いを届けようとするクラウンの皆さんの活動の尊さを思いました.

ドラムサークルとAI

昨年度に開講した実践型社会起業家論ですが,その時の学び,特にSVP東京に関する伊藤健さんの講演を一つの起点として,今,四国に社会起業家支援のための新しい仕組み作りをはじめています.今日はその仕組みづくりの途中の様子を少し紹介したいと思います.

8月8日(土)朝9時,香川大学の体育館にいくつものドラムの音が鳴り響きました.ドラムを打ち鳴らしているのは,経営者や行政マン,NPO理事,MBA学生,大学教員といった多彩な顔ぶれで共に四国に社会起業家支援のための新しい仕組みと組織作りを模索する仲間達です.

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輪になってドラムやベルなどを打ち鳴らすドラムサークルを通じて,一人ひとりが自律的に情報を受発信しながら,同時に全体としても1つとなって美しいアンサンブルを創造する事を学びます.持続的に社会貢献とビジネスを両立させていこうとする社会起業家の方々の多くは,単に上意下達によって動く組織ではなく,個人の自律と全体の協調のバランスがとれた志やヴィジョンによって駆動する組織づくりを目指しています.もちろん我々自身もそのような組織づくりを目指しています.また,我々の社会起業家支援の一環として,将来そのような組織づくりに関するノウハウも提供したいと考え,自分達の活動にドラムサークルを取り入れています.

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ドラムサークルが美しいアンサンブルを生み出すためには,一人ひとりが全体の音色をよく聴き,その上で自らを表現していく必要があります.このようにドラムサークルでは個と全体の協働が重要な要因となるため,美しい響きを追求する過程の中で体験的に自律と協調のバランスを学ぶことが出来るのです.

同日の午後からは大学内の教室に場所を変えてさらに学びと分かち合いの時間を持ちました.ここではAI(アプリシエイティブ・インクワイアリ:肯定的探求)という組織開発の手法を用いて場を進行しました.アプリシエイティブ・インクワイアリとは,個人の持つポジティブなストーリー(人生や仕事の経験)に焦点をあて,個人の強みから創造的な未来を描き,それをベースに組織全体の共通の夢を描いていく新しい組織開発のアプローチです.参加者は2人1組となって,お互いの仕事経験や未来に実現したい夢についてのインタビューを行い,その内容をメンバー全員にシェアします.参加者からは次々と熱い想いが語られ,黒板がびっしりと埋め尽くされました.

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「現場で大変な思いをしている社会起業家の方々を元気にする栄養ドリンクになりたい」,「産官学のネットワークを活かして地域活性化の新しい流れを創造しよう」,「四国に社会起業家に心から称賛を送れるような場や文化を作りたい」.こうした想いの一つひとつがやがて共通のヴィジョン,共通の夢としてまとめあげられた頃,すでに時刻は夜の11時近くになっていました.

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自律と協調のバランス,個人の夢と全体のヴィジョンの共振,こうしたことはなかなか机上では学ぶ事が難しいものです.しかし,肯定的な内省と対話,時にはドラムサークルやAIなどを用いたアプローチを通じて,私たちは体験的に学びを深めながら,個人としても全体としても成長する事が出来るのだと感じています.私たちの社会起業家支援のための新しい仕組み作りはまだはじまったばかりですが,こうした学びと成長と共に,着実に前進を続けていきたいと思います.

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