四国新聞 12月9日記事
2008.12.13
先日、研究室に四国新聞記者の靱(うつぼ)哲郎さんが実践型社会起業家論について取材にいらっしゃいました。
その時のインタビューが12月9日に掲載されていました。記事はこちらです。
ところで新聞記者の方の取材方法には以前から関心があり、録音機材やノートの使い方などこちらも色々質問攻めをしてしまいました。例えば、A4ノートを真ん中で縦に半分折りにして使用する方法について聞きました。これはノートの左半分に取材内容、右半分に後からの補足や気づいた点を書くといった方法でした。私も事例研究などでインタビュー取材をすることが多いので、こういう事を聞けるのはとても参考になりました。
FM香川の丸朋子さん
2008.12.12
実践型社会起業家論第1回
2008.12.11
昨日,第1回目の実践型社会起業家論 が開講されました.
第1回目の講師には私が尊敬する先輩,慶応義塾大学の飯盛義徳先生を お招きしました.
授業には80名もの方々にお集り頂きました.
今回ご参加頂いた受講生の大半の方々は一般の聴講生としてこの授業にお申し込み頂いた方々でした.
会場ははじめてお会いする多くの方々を迎えていっぱいになりました。
私はこれだけの方々が地域を活性化する社会起業家というテーマでお集りくださったこと,そして手を挙げてご自分の考えを積極的に発言してくださったことが本当にうれしかったです.
授業の内容は飯盛先生ご自身が創設された鳳雛塾の歩みに関するご紹介からはじまり,何が地域の人々の協働を促進したのか,何故鳳雛塾から様々な新しい事業や起業家が輩出されたのかなどについてクラス全体でのディスカッションとなりました.
私自身はこれまでにも飯盛先生から多くのことを学ばせて頂いてきましたが,今回も本当に多くのことを教えて頂き,胸が熱くなりました.
飯盛先生は,研究と実践の循環的な発展を見事に具現してきた貴重な方だと思います.
この実践型社会起業家論は,単なる知識提供の場ではなく,人々が協働するための有効なプラットフォームとして機能することを願って設計していますが,まさにそのモデルを見せて頂くことの出来た記念すべき第1回目授業になりました.
飯盛先生,ありがとうございました!
参考:今年1月に実施された飯盛先生の授業
実践型社会起業家論の受講申し込みの締切について
2008.11.29
実践型社会起業家論につきまして、これまで多くの皆様のご協力を頂きながら受講生の募集活動を展開してまいりました。
おかげさまで定員の50名を大幅に上回り、現在70名ものお申し込みを頂く状況となりました。
今後のお申し込みに関しては申し訳ございませんが、会場収容人数の都合とディスカッション型授業の特性を維持するため、地域の活性化によほどの熱意をお持ちの方を除き、締切とさせて頂きます。
この講座は地域の活性化を実現する人材を多数輩出することを期待して、日本財団様から助成金を頂き全国からすばらしい講師の方々をお招きし、一人でも多くの方に受講して頂きたいと高松丸亀町商店街振興組合の皆様から丸亀町レッツホールという素晴らしい会場を無償でご提供頂き、香川県や高松市をはじめとする多くの団体様にご協力を頂きながら積極的な広報活動を行って参りました。結果的に地域に貢献したいという皆様から多数のお問い合わせやお申し込みを頂けたこと、本当にうれしく思っております。まだお会いしたことのない皆様からメールやお電話を通じてこちらの方が励まされる想いを頂いてまいりました。
多数のお申し込みに心より感謝いたします。12月9日、いよいよ開講いたします。
加藤雅則さんの授業
2008.10.30
昨日、加藤雅則さん(株式会社アクションデザイン代表、CTIジャパン・フェロー)に「対話が生み出すマネジメントの新たな可能性」というテーマで授業をしていただきました。
昨日の授業を短い言葉で表現することは難しいのですが、本当に心に響く授業でした。私自身もすっかり一人の受講生となって感動しながらその場に参加していました。
加藤さんは対話の本質を「相手の方が主人公となれる物語が語られること」とおっしゃっていました。
そのような物語が相手の方から語られる時、普段はしっかりと身を固めている心の鎧のようなものを飛び超えた本質に触れている感覚が訪れます。昨日の教室にもそんな感覚が沢山ありました。普段のMBAではなかなか味わうことのない感覚ですが、その大切さは本当に大きなものだと実感しました。
加藤さん、本当にありがとうございました!
実践型社会起業家論のポスターとチラシ
2008.10.25
実践型社会起業家論のポスターとチラシが完成しました
(ちょっとデータが重いですが、こちらが「チラシ見本」です)。
来週以降、色々な所に貼らせて頂いたり、
置かせて頂くため各所をご依頼に回る予定です。
貼らせて頂ける所は現在募集中です。
ご協力頂ける場合は是非ご連絡ください。
よろしくお願いいたします!
RNC西日本放送 ドリーマーズ
2008.10.07
組織行動論のシラバス一部改訂について
2008.09.26
来月からスタートする組織行動論のシラバスについて一部改訂のお知らせです。
改訂版の新しいシラバスはこちらです。
改定のポイントは次の2点です。
1点目はセッション5についてです。セッション5ではコーチングを取り上げますが、 そのセッションの講師をCTIジャパンの加藤雅則さんにお引き受けいただけることになりました。加藤さんは日本のコーチング界の第一人者であり、シラバスに加藤さんのご紹介文を入れました。
2点目はセッション6のテーマを「リーダーシップとそのリスク」に変更し、これに伴って使用するケースも変更いたしました。既に以前のシラバスの情報をもとにケースをご購入いただいた方には大変申し訳ありません。新しいケース「ITパートナーズ社と高橋耕作(A)~(D)」は今回無料にて配布いたしますのでご容赦ください。
お知らせは以上です。
オーナー企業の経営 進化するファミリービジネス
2008.09.16
今月、新しい本が出ました。
「倉科敏材編著, 『オーナー企業の経営 進化するファミリービジネス』, 中央経済社」です。価格は2730円(税込)です。
執筆者は、倉科敏材先生(甲南大)、加護野忠男先生(神戸大)、階戸照雄先生(日本大)、亀井克之先生(関西大)、平田統久先生(三菱UFJ信託銀)と八木陽一郎です。
私は「第7章 後継者からリーダーへ」を担当し、ファミリー企業の後継者が遭遇する困難な経験や、そうした経験をどのように受け止めることで後継者はリーダーへと自己成長していけるか、後継者の育成を支援する立場の方々はどのように後継者と接するとよいかなどについて、既存研究や私が行った調査を通じてわかったことを書きました。
本全体の構成は以下のようになっています(以下、敬称略)。
序章 経営学とファミリービジネス(加護野)
第一章 オーナー企業は今(倉科)
第二章 オーナー経営の課題(倉科)
第三章 オーナー経営を取り巻く環境変化(倉科)
第四章 ファミリーとオーナー経営者との関係性の変化(倉科)
第五章 欧米のオーナー経営の特異性(階戸/亀井)
第六章 富裕層としてのオーナー経営(平田)
第七章 後継者からリーダーへ(八木)
第八章 オーナー企業経営の未来(倉科)
この分野にご興味のある方、是非ご一読ください。
My Hero 横石さん
2008.09.14
9月9日、地域マネジメント研究科の科目「四国経済事情(地域資源と地域活性化)」に株式会社いろどりの代表取締役を務める横石知二さんをお招きし、授業内講演を頂きました。私はこの科目のお世話役担当をさせて頂いている関係で授業をよく聴講させて頂いているのですが、今回の横石さんの授業内講演には特に感動しました(講演内容については別の場所でのものですが、コチラにまとめられている内容が近いです)。
「人は誰でも主役になれる」という横石さんの発想、信念、言葉、行動力、仕組みづくりのどれもがすごい!横石さんは私が心から尊敬するヒーローの一人です。
なお、横石さんはニューズウィーク誌が選出した「世界を変える社会起業家100人」のお一人でもあります。授業後にも色々とお話しをさせて頂いたのですが、「今こそ社会起業家を育てることが本当に重要だよね!」という熱いエールを頂きました。今年12月に開講する「実践型社会起業家論」の準備も各方面のご協力の下で着々と進んでいるところですが、横石さんに分かち合って頂いた志を大切に、改めてお一人でも多くの社会起業家が育てる場づくりをしていきたいと思いました。
横石さん、ありがとうございました!